内容 ①浸透の速さ ②保水量 ③浸透の様子 200mlずつの水を追加して その様子を記録します。 幼虫の成長に適した腐葉土 を探します。 |
---|
温床腐葉土の外見 |
||||
---|---|---|---|---|
温床の材料 | 温床5号 1年もの 堆肥、ススキ、廃菌床 もみ殻 |
温床2号 2年もの クヌギの朽木 |
温床4号 1年もの 椎茸の廃菌床 |
温床1号 2年もの わらと堆肥 |
8分後浸透した水の量 | ||||
浸透の様子 | ||||
上から見た土 | ||||
2分後 200ml |
浸透量100ml保水量100ml | 浸透量80ml 保水量120ml | 浸透量110 保水量90ml | 浸透量90ml 保水量110ml |
4分後 200ml |
250 150 | 230 170 | 300 100 | 240 160 |
6分後 200ml |
450 150 | 410 190 | 500 100 | 400 200 |
8分後 200ml |
600 200 | 600 200 | 680 120 | 580 220 |
結果 | 浸透が早くやや保水する。 | 浸透が遅くやや保水する。 | 浸透が早く保水量が少ない | 浸透が遅く保水量が多い |
幼虫に対して | 最良 程よい湿度で、マットに空気の 層が出来ていて、環境が良い |
悪い 浸透が遅いため豪雨や水害で は、溺れ死んでしまう。 |
良 豪雨や水害では、即、水が浸透 する為、幼虫は溺れ死ぬ事は、 ない。乾燥に注意 |
最悪 浸透が遅い為、水が溜まり幼虫 は、酸素を取り入れられない。 空気の層が無いため溺れ死ぬ |
幼虫の成長記録は、今回の水浸透実験と同様の1,2,4,5温床の腐葉土で飼育実験2を実験中です。
なぜ温床5号1年ものが幼虫の成長も良く腐葉土としても最良なのか、今後、素材の特徴を紹介します。
失敗談・・・ もぐら対策に使用した毛布に水が溜まり約400匹の成虫、蛹、幼虫が死滅しました。
天然環境では、豪雨で洪水に会うことは、珍しくありません。
天然カブトムシを天然環境で育てるためには、水の溜まらない温床作り、さらに
腐葉土の性質を知る事が大切です。
そこで今回、一定保水し浸透が早い温床(腐葉土)作りに挑戦しました。
温床12号 チップと米糠の腐葉土
チップと米糠で作った、12万リットルの巨大温床
120000ℓの温床はチップと米糠で熟成させた巨大温床です。 中心は冬でも温かく、幼虫たちは元気にしています。 チップの中には、かや、落ち葉が20000ℓほど混ぜてあります。 温床は、雨水で幼虫が溺死しないように工夫して有ります。 天敵のモグラ対策も駆使した温床が出来ました。 |
---|
32メートル×17メートルの敷地に温床計画を立てました | 重機のurakiso.com号で溺死対策の土場を作った。 土場の中心が盛り上がっているのが分かりますでしょうか。 |
モグラ対策の特殊マットを使用してモグラの侵入を防ぎます。 このマットは、市販品ではありません。 |
チップを搬入しています。 | 特殊マットの上にチップと米糠を混ぜながら乗せます。 | 数日後、醗酵が始まります。7回程切り返しを行います。 |
夏になると天然のカブトムシが産卵に来ます。 翌年大きな網を被せて幼虫掘り体験や、カブトムシ採集を行います。
32メートル×17メートルの温床全体に網をかぶせた。 | この中で成虫が飛び回るのが楽しみです。 夜のカブトムシ狩りは、この中で行います。 |
幼虫掘り体験の様子です。大きな幼虫が出てきます。 |